はじめに
昨年10月にこちらのブログで、「調剤くんV8」と「パッと薬 遠隔さん」のシステム連携についてご紹介しました。
そしてこの度、6月1日にコチラのように薬剤情報提供書の自動連携を開始しましたので、合わせてプレスリリースを出させて頂きました。
今回このブログでは、調剤くん × パッと薬 遠隔さん の連携開発を通して感じたこと、商品開発をしている開発者視点から
私たちがなぜこの連携を重視しているのか
について、お伝えできればと思っております。
システム連携は「便利機能」ではない
今回実装したのは、薬剤情報提供書(薬情)を連携する機能です。
機能だけを見ると、
「写真を撮らなくて済む」
「送信しなくて済む」
という便利機能に見えるかもしれません。
もちろん、それだけでも現場の負担は減ります。
しかし私たちが本当に目指しているのは、そこではありません。
人が頑張る運用には限界がある
薬局では、調剤や服薬指導といったメイン業務に加えて、
- 忙しい時間帯
- 急な患者さん対応
- 電話対応
- 疑義照会
など、常に複数の業務が同時に進んでいます。
そんな中で
「薬情を撮影して送る」
という運用は、どうしても他の急な業務が入ってきたときに
- 送るのが後回しになってしまう
- 忙しいと撮影品質が悪くなってしまう(スマホで写真撮影する際にピントがずれてしまう等)
といったリスクがどうしても発生してしまいます。
そしてこれは誰かのミスではなく、
人が作業する以上、必ず起こり得ることです。
システム同士が自然につながる世界へ
だからこそ私たちは
「人が頑張る」
ではなく、
システムが自然につながる
ことを大切にしています。
薬情が自動で連携されれば、薬局スタッフは
「送る」
という作業を意識する必要がありません。
その分、患者さんとのコミュニケーションに集中できます。
これこそが薬局の目指すべきDXだと思っております。
これは第一歩です
今回連携したのは薬情です。
しかし薬局には他にも色々なシステムがあります。
私たちは、それぞれを独立したシステムとして考えるのではなく、それらのシステム全体で
一つの業務として自然につながる世界
を構築できたらいいなと考えております。
OZが考える薬局DX
DXという言葉を聞くと、「AI」「クラウド」「新しいシステム」を思い浮かべる方も多いと思います。
ただ、私たちが考えるDXは少し違います。
薬剤師がシステムを意識しなくても、必要な情報が必要な場所へ届く。
患者さんを待たせず、薬剤師も無理なく働ける。
そんな"当たり前"を積み重ねることが、本当の薬局DXだと考えています。
おわりに
今回のネグジット総研様との連携は、単なる機能追加ではありません。
薬局全体の業務をもっと自然につなげるための第一歩です。
今後も、現場の皆さまにとって「使いやすい」と感じていただける仕組みを、一つひとつ形にしていきたいと考えております。
