お知らせ パッと薬 遠隔さん プロダクト

「人を増やす」のではなく「人をつなぐ」。パッと薬 遠隔さんの活用事例が紹介されました

ティーズファーマ株式会社様の医療関係者向け情報サイト「ティーズ DI-net」にて、サエラ薬局様における「パッと薬 遠隔さん」の活用事例が紹介されました。
ティーズ DI-netは、国内の医療関係者(医師、歯科医師、薬剤師、看護師等)を対象としているサイトなので、医療関係者以外の方の閲覧はご遠慮ください

紹介記事はコチラにありますが、

「店舗の『垣根』を越えて薬剤師のリソースを分け合う」

というテーマのもと、実際にパッと薬 遠隔さんを利用して実施している遠隔服薬指導をどのように薬局運営へ組み込み、どのような変化が生まれているのかが詳しく紹介されていますので、まずは是非ご一読くださいませ。

今回の本記事では、こちらの紹介記事について、システム開発・サービス提供している目線からの補足や想いについて記載していきたいと思います。

「人が足りない」のではなく、「来局の波を吸収できない」

今回の記事の中で、我々サービス提供側としてもポイントと考えているところとして、

「人が足りないというより、『来局の波を吸収できない』」

があります。

薬局では、一日を通して同じペースで患者様が来局するわけではありません。

特定の時間帯に患者様が集中する一方で、別の時間帯には比較的余裕がある。

そして、そのピークも店舗によって異なります。

記事で紹介されている館野店様では月約5,000枚の処方箋を応需しており、患者様が集中する大きなピークがあります。
一方で、別の店舗にはその時間に対応できる薬剤師がいて、

余力のある店舗の薬剤師が、忙しい店舗の服薬指導を遠隔で支援する

という運用が行われています。

これは単なる「オンライン服薬指導」とは少し違います。

患者様が自宅から薬剤師につながるのではなく、

薬局と薬局をつなぎ、チェーン全体で薬剤師というリソースを分け合う。

これは「パッと薬 遠隔さん」で実現したかったことの1つです。

平均待ち時間を約10分短縮

次に、館野店様では、導入前に平均待ち時間が約40分という月もありましたが、「パッと薬 遠隔さん」の導入後は、平均で約10分短縮できた実感があると紹介されています。

遠隔服薬指導の件数も、

初月:約200件

現在:月600~800件台(日次30~40件程度)

まで増加しています。

また亀戸店様では、繁忙期で薬剤師が常勤2名だったにもかかわらず、以前の3名体制の頃と同等となる10分前後の待ち時間を維持できたとのことです。

システムを開発する側としても、こうした数字として成果があらわれていることを大変うれしく思います。

待ち時間の短縮だけが目的ではない

一方で、今回の記事でさらに重要だと感じているのは、「10分短くなった」という数字だけではありません。

患者様が集中するピーク時にも待ち時間が延びにくくなったことで、店舗スタッフが焦らず、落ち着いて業務を行えるようになったと紹介されています。

そして、その余裕は患者様へのサービスに還元されています。

館野店様では、それまで十分に手が回らなかったトレーシングレポートが月40~50枚まで増え、電話によるフォローアップも増加しました。

効率化によって人を減らすのではなく、効率化によって「人にしかできない仕事」の時間を増やす。

これは、弊社がシステムを開発するうえで、とても大切にしている考え方でもあります。

薬剤師の「0.5人分」を、店舗の外から

そして今回の記事には、非常に興味深いポイントがもう一つあります。

遠隔服薬指導を最初から薬剤師1人分として人員配置に組み込む店舗がある一方で、

「薬剤師が2.5人ほしい」という店舗の「0.5」を遠隔で補う

という運用も行われています。

薬剤師を店舗単位で考えると、どうしても「2人」か「3人」かという配置になってしまいます。

しかし、遠隔という選択肢が加われば、

「午前中だけ0.5人分必要」

「この曜日のこの時間だけ支援が必要」

といった需要にも対応できるようになります。

人を店舗に配置するのではなく、必要な業務を必要な場所へ届ける。

薬局の人員配置そのものを、より柔軟にできる可能性をあらわしていますね。

次に目指すのは「専門性を届ける」こと

更に記事では、遠隔服薬指導の次の可能性として、

「専門性の集約」

についても触れられています。

抗がん剤や糖尿病など、高い専門性を持った認定薬剤師がすべての地域・店舗にいるとは限りません。

しかし、場所という制約を取り除けば、専門性を持った薬剤師が離れた地域の患者様に服薬指導を行うことも可能になります。

「忙しい店舗を助ける」ための遠隔から、

「必要な患者様に、必要な専門性を届ける」ための遠隔へ。

実際には法規制もあるので、現状ここまで広げるのは厳しいという認識ではありますが、将来の患者様の安心して安全な医療サービスに繋がる事ではあるので、こういった方向に対応できるようにパッと薬 遠隔さんを更に発展させていきたいと考えております。

そして、Pas-PORTへ

そして今回の記事を読んでいただくと、私たちが新たにリリースした薬局受付システム「Pas-PORT」で目指していることにも繋がっているのがわかるかと思います。

今回の事例では、各店舗のスタッフが現場を見ながら、

「いま患者様が集中している」

「投薬待ちが増えてきた」

「遠隔へ回そう」

と判断しています。実際、亀戸店様では最終監査のタイミングで投薬待ちの状況を確認し、対面か遠隔かを判断しています。

では、この状況をチェーン全体でリアルタイムに把握できたらどうなるでしょうか。

それが、Pas-PORTで私たちが実現したいことです。

受付を起点として各店舗の待ち時間や混雑状況を可視化する。

そのデータから、

「どの店舗が、いま支援を必要としているのか」

を把握する。

そして必要に応じて、処方箋入力業務なら「Pas-IS」、服薬指導なら「パッと薬 遠隔さん」を活用して、店舗の外から支援する。

Pas-PORTで「見える化」し、Pas-IS・パッと薬 遠隔さんで「助ける」。

店舗ごとに人員を抱える薬局運営から、チェーン全体で薬剤師・事務員のリソースを活用する薬局運営へ。

今回ご紹介いただいたサエラ薬局様の事例は、その新しい薬局のかたちが、すでに現場で始まっていることを示す事例だと考えています。

今後も株式会社OZでは、テクノロジーによって薬局で働く皆様の負担を減らし、その先にいる患者様へ、より質の高い医療サービスを届けられる仕組みをつくってまいります。

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