AWS 技術情報

AWS LightsailからEC2に別アカウントに移行する際のエラー対処

AWSのLightsail、テスト的にアプリケーションを作成したり、トライアルで利用するには非常に便利ですよね。
弊社でもテストだったりトライアルの際はよく活用しています。

ただ、実際の運用環境となると、Lightsailだと可用性とか拡張性で物足りない部分もあるので、実運用の前にEC2に移行するケースが多いです。

エラー内容

Lightsailの環境は、AWSでも「テストアカウント」だったりするので、実際に運用する「運用アカウント」に移行する際、LightsailのスナップショットからAMIにエクスポートして、AMIに運用環境のAWSアカウントを共有しようとすると、こちらのエラーが発生します。

具体的には、AMIの共有アカウントで、アカウントIDを追加して、

AMIを共有して、

保存しようとすると、以下のエラーが表示されます。

イメージ属性を変更できませんでした
Snapshots encrypted with the AWS Managed CMK can't be shared. Specify another snapshot.
スナップショット属性の変更に失敗しました
スナップショット snap-XXXXXXXXXXXXXXXXX の属性を変更できませんでした。Encrypted snapshots with EBS default key cannot be shared。

画面のスクリーンショットとしてはこんな感じです。

AMIが引っ越したいAWSアカウントに共有できないーーー

カモノハシ
カモノハシ

エラー原因

こちらのエラーの原因はKMSです。
確かにAMIのストレージを確認してみるとKMSキーIDにEBSのキーが入っています。

おずちゃん
おずちゃん

要は、暗号化されたAMIを別アカウントに移行しようとする際のエラーですね。

回避方法

KMSから新しくキーを作成し、キーを作成する際に別のAWSアカウントIDを追加します。

KMSを開いて、新しくキーを作成していきます。

ここで別のAWSアカウントで移行したいアカウントのID12桁を入力します。

AMIの画面にいき、移行したAMIをコピーします。

コピーの際、上記で作成したKMSキーを指定します。

これで別のAWSアカウントIDに紐づいたKMSのあるAMIができあがります。

このAMIを利用して、別のAWSアカウントに共有すれば、最初に表示していたエラーが回避できます。

おずちゃん
おずちゃん

要は、KMSを新しく作成して、それに紐づいたAMIを新しくコピーして作成して、それを共有すればいいという事ですね!

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