今回は、新しく開発メンバーが入ってきたときに展開しているDockerの開発環境の構築方法について記載します。
Windows編なのは、今回新しく入ってきたメンバーの環境がWindowsで、そのタイミングでブログとしてまとめたからとなります。
株式会社OZでは、開発環境は現在、Windows派とMac派が丁度半々となっております。
開発環境はWindowsじゃないと駄目とかいった制約はないのでご安心くださいませ。
今回の構成
今回作成する構成としては、図であらわすと以下となります。
まず、Windows上でLinuxを動作させるための仕組みである、Microsoftの提供するWSL2（Windows Subsystem for Linux 2）をインストールします。
その上に、Linuxのubuntuをインストールします。
（別に他のLinuxディストリビューションでもいいのですが、今は最もメジャーですし、何か理由が無いならデフォルトのubuntuでいいと思います）
そして最後にubuntuの上にdockerをインストールします。
実際の開発はこの上にコンテナを作成していく訳ですが、今回この記事からは割愛します。
WSL2のインストール
WSL2をインストールします。
Hyper-VでもWindows上でLinuxを動作できますが、WindowsのエディションがProでないといけないですし、ここではWSL2を利用します。
Hyper-Vを利用したい場合は以下の手順ではないのでご注意ください。
事前確認
WIndowsの機能より、Linux用Windowsサブシステムを有効にします。
（既に有効になっていれば問題ありません）
インストール
まず、Microsoftの公式サイトはこちらです。
詳細はこちらをご確認ください。
https://learn.microsoft.com/ja-jp/windows/wsl/install
インストールする為に、Windows PowerShellを管理者で実行します。
PowerShellより、以下のコマンドを実行します。
wsl --install
インストール後、もし再起動を求められたら再起動します。
Ubuntuのユーザー名を入れる画面がでてくるので、ユーザー名・パスワード・確認用パスワードを入力します。
これでWindows上でLinux（Ubuntu）の環境が構築できます。
Dockerのインストール
セットアップファイルの入手
まず、Dockerの公式サイトはこちらです。
https://docs.docker.com/desktop/setup/install/windows-install
Docker Desktop for Windowsを押して、セットアップファイルを入手します。
インストール
セットアップファイルを実行してインストールを行います。
Configurarion画面で
- Use WSL 2 instead of Hyper-V
にチェックを入れて進みます。
再起動します。
Dockerの利用規約画面が出てくるので、Acceptを押します。
サインアップを聞かれますが、［Continue without signing in］でスキップしてもいいです。
（他にも色々あってもスキップでOKです）
設定
右上の歯車マークから設定を呼び出します。
［General］メニューをクリックし、Use the WSL2 based engine にチェックが入っていることを確認します。
次に、［Resources］メニューをクリックし、その中の［WSL Integration］をクリック、Ubuntuを有効にします。
右下の［Apply ＆Restart］ボタンで有効化・Dockerを再起動します。
確認
PowerShellで、下記コマンドを入れて確認します。
wsl --list --verbose
使用できるLinuxが表示されますので、ここでUbuntuがインストールされていればOKです。
Dockerのインストールは以上です。
株式会社ＯＺでは、他の方達にも有益と思われる情報は、社内ナレッジに留めず、積極的に情報公開するという方針をとっております。
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